再会はなんでもなく

 大学時代からの親友と久々に会った。

 去年の春から東京に行ってしまってから、すぐに会うということができなくなった。
 それでも、会えば時の流れなんてなくなってしまったかのように、接することができる。

 印象的だったのは、去年の春に行ってしまったのに、私が今年の春から引っ越したと思い込んでいたことだ。
 冷静に考えれば、それはおかしいとわかるのだけど、それくらいに私にとっては彼が身近にいると感じていた。

 自分の言い間違いなのに、妙に嬉しくなって、笑えて仕方なかった。

 特別な話をしていたわけじゃない。
 最近の近況を話していただけ。

 それも将来どうこうというのではなくて、最近美味しい店を見つけたとかそういう程度の話だ。
 だけど、その言葉の裏から伝わってくるもので、彼が元気そうであることが伝わってきて、それが一番ホッとした。

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