【同じことについて何度も考えてみようというシリーズ】
何回も同じことについて考え、書いていったらやがてその内容は変化していくのかという試み。
毎日5分で同じことについて書いていきます。
その日、その自分がテーマについて感じたことを書くので内容がまったく同じになることもあれば、全然違うこともあるかもしれません。
聴くこととは、相手との境界線をなくすことである。
人間というのは「自分」と「他者」を明確に区切っている節がある。
生まれた時はそうではないけれど、発達の段階で自分と他者を分離させる。
そうしてそれぞれがアイデンティティを確立させて多様性が生まれていくのだけど、それによってまた他者との間に葛藤が生じてくる。
相手の考えていることがわからないと不安になり、
あの人は自分を嫌っていると被害妄想を懐く。
だから、聴くことを通して、そのわからない相手との境界線を埋めていく。
相手の考えていることを丁寧に引き出して受け止める。
そうして自らも自己開示をして、お互いを混ぜ合わせて親密さを生み出していくのだ。