文体フェチ

 私の文章は特徴的だと時折言われます。

 それが良いか悪いかはさておき、5人くらいから言われたので、少なくともアクの強さはあるのでしょう。
 特別意識して書いているわけではないのですが、文体には「その人らしさ」が出るとは個人的に思っています。
 自分が読者として文章を読む時もそうで、文体が合わない作家さんの小説は頭が理解を拒否して一向に読み進めることができません。誰もが知る有名作家でも実は読めない人がいます。けれどそれはストーリーの面白さとは関係ないところであって、その作家さん原作の映画はとても面白いと感じることも珍しくありません。
 
 この文章を読んでいるあなたもありませんか?
 
 この人の文章を読むとスーッと身体に入ってくる。あの人の文章はいつまでも消化しきれずに胃もたれしてしまう。そんな文章が。

 私は写実的な文章が苦手で、想像の入り込む余地を残した丸みのある文章が好きです。一番肌に合う文章は恩田陸さんの文章です。

 ただ個人的に一番凄いと感じるのは糸井重里さんの文章です。

 なんでしょうね、あの漢字の開き方とか、言葉の質感、表現の瑞々しさは。あんなに抵抗値の少ない文章書かれると、こっちが知らないうちに呑み下してしまいます。
 あれだけのもの持ってたらそれはコピーライターで食っていけますよね。

 くだらない内容の文章も素敵な文体であれば、読み切れます。
 ああ、どこかに良い文体落ちてないでしょうか。
 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク